ターゲットにさせない、万が一ターゲットにされても犯行中断させる後付けアラーム型カーセキュリティーシステムが有効
純正以外の後付けにより同一構造の回避ができます。ガラスを割るなどの衝撃やドアを開けられたときに警報音が出るものは非常に効果的です。 後付けのイモビライザーというのもありますが、車上ねらいには効果がありません。警報音がでないため、ドア開けなど、十分な時間を与えてしまいます。
カーセキュリティーシステムの取り付けとナンバープレート盗難防止ネジやハンドルロックなどの比較的簡易的なグッズなどの併用がさらに効果的。
アラーム型は誤警報が心配だが大丈夫?
昔は誤警報を良く聞き「アラーム型=誤警報がある」というイメージの方も少なくありません。今は技術が格段に向上しており、シッカリとした商品の選定と環境セッティングを行なえばほぼゼロにすることも可能です。輸入品、カー用品店にあるアクセサリーに属するカーセキュリティーなどは懸念があります。また、良い商品であっても取り付け技術差やセッティング不良なども誤警報に影響します。
シッカリした商品と環境にあわせた構成・セッティングであれば、アラーム型は最も有効な防犯手段です。
失敗しないためのカーセキュリティー選びのポイント
カーアクセサリーとカーセキュリティーの違いを知ることは最も重要
カーセキュリティーは大きく分けると2種類。1つ目はカーアクセサリーに属するもの。これは概ねカー用品店で扱っているものです。取り付け方法が安易又は取り付け時間をあまり要さないものです。 サンバイザーに挟むタイプやダッシュボードに置くなどの超簡易型や本体をエンジンルームに設置する簡易型があります。 車種別セッティングできない点から誤動作などで、結局スイッチをONしなくなってしまうユーザーも多い。購入と取り付けの手軽さを一番に追求したものです。
カーセキュリティーとは専門店で取り扱うタイプで、誤動作防止・使いやすさなどの実用性と防盗性が考えられた基本構造であり、手口や駐車環境に考慮した細かな感度調整やセッティングができるものです。本体は半完成状態で誤動作などがないよう、車側のシステムと連携させたりしてはじめて完成する。環境に合わせたオプションセンサーもある。取り付けも方法も特殊で「取り付け」というより「仕込む」というイメージです。被害抑止と防止を基本とした防盗性一番に追求したものです。
カーセキュリティーの価格帯の違いを知る
前項のカーアクセサリーに属するタイプで、超簡易型で¥15000~¥35000前後、簡易型で¥30000~¥50000前後、取り付け作業に時間を要すもので~¥80000前後(取り付け込み)です。
専門店タイプのカーセキュリティーは原則、取り付け費込みの価格表記です。¥60000前後からあり、最多価格帯で¥80000~¥150000前後、さらなる防盗性の向上や追加のオプションセンサーで~¥300000前後まであります。
愛車に必要な価格帯をを知る
カーセキュリティーは価格帯が幅広く機能を見る機会も少ないので、何をどう選んだら良いのかわからなくて当然でしょう。
安心できる内容でカーセキュリティーをつける場合の予算目安は、 車両購入価格+装備(社外ナビ等)+搭載物(商品や趣味用品も含む)の約5%です。 盗難上位車、人気車、防盗性の低い車、スポーツカー、ミニバン、ライトバン、趣味用品や機材を積みっぱなしの場合は1~2%増していただくと良いでしょう。
カーセキュリティーは高いのか、安いのか
ひとそれぞれです。車本体にも、100万円以下~2000万円以上のクルマがあります。その商品にどのような価値を評価するかはオーナー自身です。
当社の意見としては決して高い投資ではないと思います。以前、カーナビが普及する前は30万以上と非常に高く感じるものでした。 現在では価格帯も広がしましたが高級機種で30万、高級車オプションでは50万以上が相場となり、装着率や認知度から決してバカ高い印象のものではなく、むしろ当たり前の装備となりました。 それと同じように、被害実態の認知度が低いこと・必要性・価格相場観がわからないため、初めて知る方々は高く感じたり、面倒で避けてしまうのかもしれません。
被害後で相談にお越しになる方のほとんどは、「知らなかった・わからなかった」のです。被害に遭い、初めてweb検索をして実態を知り、その価値と必要性がわかります。 被害に遭われてない方は、専門店タイプのカーセキュリティーの必要性を少しでも知っていただきたいです。
カーセキュリティーの選定とカーセキュリティーブランド
まずはじめにVAS基準に適合しているのが絶対条件となります。VAS基準とは車検対応と電波法適合の証ですので「VASマーク」が入っているものの中から選びます。輸入ブランドでは、バイパー・クリフォード、フォース、ヴォルテックス、スパイダーなどがあります。日本製では、ゴルゴ、パンテーラーなどがあります。 輸入ブランドの特徴としては、バイパー・クリフォードについては、知名度が高い。カーセキュリティーは元々犯罪の多いアメリカ発祥での商品でした。日本では初期に2ブランドが輸入販売されたため、知名度が比較的高いです。 正規品と並行輸入品が販売されているため、同じ商品でも価格やサービスが大きく異なる。
輸入ブランドの懸念は、本体のみが通販等で出回ってしまっているので誰でも取り付け説明書・構造や配線色を知ることができてしまう。 また、日本仕様にアレンジされていない製品がほとんどです。そのため、基本感度調整範囲は敏感志向。
アメリカは「何かあったらとにかく警報を鳴らせ」的な考えです。日本のように狭い駐車環境や住宅密集していないし、本気で身を守る必要性から「警報を鳴らす方向」優先で、基本的に近所迷惑への考慮する考えは無い。 また、何かと裁判の国ですので「警報が鳴らなかった」場合、メーカーが不利となる事情もあるようです。日本仕様にアレンジされていないことから、「必要でない警報」が「誤警報」となってしまう場合がある。
日本製の特徴は、日本の環境にあわせた誤警報防止性能です。警報と近所迷惑防止の両面を考慮したのが、ゴルゴとパンテーラです。ライセンス店での取り付け販売のみですので、構造や配線の守秘性が優れています。 感度調整などはデジタル制御で、ユーザーでも簡単に設定できるようになっています。ゴルゴは誤警報防止性能を維持しながら価格も控えられたモデルです。後発ブランドながら、非常に信頼あるモデルです。
追記・ネットオークションなどの輸入激安品は注意。VAS基準不適合(車検非対応)・電波法非適合、並行輸入品が多数存在します。製造元の倒産処分品等で補修部品がなかったり、故障対応、アフターは一切期待しないほうが良い。輸入品のほとんどが製造はアジアなので、悪質な業者がB級品(検品でハネたもの)の横流しや安全性・耐久性・耐熱性など考えられていないものも多々存在します。 また、低価格ながら、多数のセンサーや傾斜センサーやバックアップサイレンなどが標準装備のモデルは注意です。 一見魅力と思ってしまいますが、大事なのはその精度や信頼性です。 単にセンサーが多数の場合、異常信号入力を増やしてしまうこととなり、最悪の場合誤動作の頻発を招く恐れがあります。
どんな店へ行けば良いのか
まず初めに、予算をある程度決めておくことです。カーアクセサリーに属するタイプで十分とご判断ならカー用品店が手軽で良いでしょう。カーセキュリティーならば専門店に相談するのが一番早いです。 専門店においては、商品の説明だけでなく防犯や手口など最新情報を持っているほうが良い。(防犯設備士などなお良い) また、多くのメーカーと種類の取扱い、幅広い性能と価格帯の商品を取り扱っている、予算と目的に柔軟な対応をしてくれるところが良いでしょう。 まずは電話やメールで簡単な問合せなどをしてみましょう。 電話等の場合注意点として、当店を始めたいていの場合、商品の特性上、電話ではお話できない商品の特性や防犯上の守秘事項が多々あるため、来店にて詳しく相談説明する専門店がほとんどです。(犯行側への情報提供の防止です) 来店時には不明・不安なことなどは何でも質問しましょう。ご予算を軸にした商談をしてくれる、さらなるアドバイス、そのクルマの特性や防盗性などを話してくれたり、お得な情報を教えてくれる店が良いでしょう。 あとは担当者が気軽に話しやすいこと。話しやすい相談しやすい雰囲気ならば、点検・困ったときやアフターサービスも気軽に問合せできるのではないかと思います。